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真空管アンプ、ギター等のBLOG


by org19
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335ピックアップ交換とジェンセン2発のキャビの裏蓋とディストーション

さて。
多いので順番に。

グレコの335タイプ、SA-900プロジェクトシリーズです。
ダンカンのピックアップ(F:SH-2 Jazz、R:SH-14 Cutom5)を使ってたのですが、やや線が細いのが気になって、あんまり使わないでいたので、例のGRINNING DOGで63タイプのピックアップをセットで購入。交換してみました。
335ピックアップ交換とジェンセン2発のキャビの裏蓋とディストーション_c0004062_23134943.jpg

ちなみに、元のダンカンのカバーを移植しようとしたのですが、微妙にピッチが違うのですね。
仕方ないので、ストックのギブソン57クラシックのカバーを移植しました。
もう一つのカバーは、何のカバーか覚えてませんが、ピッチが合ったので取り付けました。
というわけで、F:Rでよく見ると、微妙に色が違います。
まあ、気にしない。
ついでに、1Vol、1Toneだったのを元に戻しました。
配線は例の如くGEの撚り線に網線を被せたもの。
キャパシタはバンブルビー.022、600V。

出音ですが、まさにアレです。ラリー・カールトン。
低域はスッキリしているんですが、前のダンカンのように線が細くなることなく、しかも、よく抜けます。ミッドがきちんと出るので、アンプの音量を下げても寂しくありません。
そして、ほどよいコンプ感と鈴鳴り感。
まさに、セミアコ系に求める音ドンピシャです。
流石。


次。
ヴィンテージジェンセンの箱ですが、裏蓋をつけました。
335ピックアップ交換とジェンセン2発のキャビの裏蓋とディストーション_c0004062_23294488.jpg

ジャックプレートは、もともとはグレコのギターについてたものです。

次。
ディストーション作りました。
335ピックアップ交換とジェンセン2発のキャビの裏蓋とディストーション_c0004062_2331462.jpg

335ピックアップ交換とジェンセン2発のキャビの裏蓋とディストーション_c0004062_23311532.jpg

MXRのDistortion+とDODの250の中間ぐらいのペダルです。
ま、もともとこの2つはCRの定数がほんの一部違うだけの兄弟のようなエフェクタです。
オペアンプ+ダイオードクリッピングというのは、歪みエフェクタの定番中の定番ですが、中でも、Distortion+とか250は、オペアンプ一段で増幅して、ダイオードでクリッピングするだけの最もシンプルなタイプです。
ただ、負帰還ループ中の抵抗を増減するタイプとは違って、負帰還ループからアースに落とす抵抗を増減するので、自然なゲイン調整をするためにはCカーブのボリュームを使わないといけないというのが、若干面倒です。
このタイプの利点は、ゲインをあげるほど高域が増すので、深く歪ませた時にピックングのニュアンスというのが埋もれにくいということでしょうか。

ま、能書きはこれぐらいにして。

パーツはストックの中から高級そうなのを選びました。
アンプとか作ると余るんですよね。何故か。
抵抗は、DALEの金皮とかXiconのカーボンコンポで、抵抗値がちょうど良いものを無節操に。
コンデンサはEROとかWIMAとかHITACHIとか同じく無節操に。
肝心のOpampですが、バーブラウンのOPA134と、Fairchildの741HC(缶タイプ、金メッキリード)が良かったです。
バーブラウンはやはりハイファイな感じで、キメ細かい歪み。
フェアチャイルドは、もう少し古臭く荒っぽい感じです。
どっちも良かったんですが、とりあえず物珍しさもあって缶タイプをつけてます。

あと、ケースですが、たまにはちょっと凝ってみようと思って、鏡面仕上げにしてみました。
が、やはり途中で面倒になったので、半鏡面ってところです。
穴がずれるのは仕様なので気にしない。

音色的には、実にクセのないディストーションです。
んー、オーバードライブといったほうが良いかなあ?
ブースターでも単体での歪みでもどっちでもいけそうな素直で使いやすい感じです。
クセがなさすぎて、面白みに欠けるとも言えますが。
250より歪んで、Distortion+より太い音。

前に作った18V仕様のオーバードライブと比較してみましたが、なんだかこちらの方がよくできてる感じがします。
18VODは、なんだか音が後ろに引っ込むような気がしましたが、こっちは前に出てくる感じです。
気合い入れて作ったエフェクタよりも、適当に有り合わせのパーツで作ったエフェクタの方が良い音がするという不思議。


んー。
歪みとかブースターは、それこそ馬に喰わせるほど作ってきました。
ひよこシリーズだと、ミニブースター、ドライブブースター、ファズ、ディストーション、オーバードライブ。
それから、ネットで拾った回路図から作ったのだと、ビッグマフ、ブルースブレイカー、トレブルブースター、250、ファズフェイス、ガヴァナー、ディストーション+、ラット、トーンベンダーMk1、2、チューブスクリーマー、シュレッドマスター、カラーサウンド・オーバードラーバー、マエストロ・ファズトーン、UglyFace、ファズファクトリー。
土日本だと、ファズマスター、RockBox。
まだあるかもしれない。

が、やっぱりオーバードライブサウンドはアンプで作るのが一番好きです。
ブースターとして使うなら、ある意味、何でも良い気もします。
個性とか面白みとかはあんまり必要ない。
ただ、やはりソロをとるのに使いやすい音色というのはあって、TS系なんかは、使いやすいなあとは思います。

ディストーションとか、ファズとかいうのは、それこそ、好みで好きなものを使ったら良いと思うのですが、アンプで作った歪みと同列で比較するべきでは無いと思います。
アンプのドライブサウンドとは別次元の、いわば不自然な歪みであるので、この場合は、個性的かつ使える音であるというのが個人的なポイントです。
こっちもいろいろ試しましたが、好きなのはRATとToneBnderMkIIですね。
で、特にファズは、安いパーツを使った方が、「らしい」音になりやすいような気がします。
逆に、ブースター的な使い方をする場合は、オーディオ的に良いといわれるパーツを使うと、割合結果が出しやすいような気がします。

なんだか今日は長くなりました。
by org19 | 2007-06-26 23:31 | ギター・ベース