Stingray Pre-amp改造
2007年 05月 27日
前回の更新から49日ぐらい過ぎてしまいましたが。
なんだか多忙しておりました。
というわけで、スティングレイのプリアンプですが、土日本から拾ってきたフェンダー型のイコライザーを使ったブリアンプを内蔵していたわけですが。なんかどうも違うぞと。思って来た次第。です。
ベース関係で困った時には、やはり脳内ベース師匠のyanmo師を頼るのが一番というわけで。
この記事にインスパイアされて、スティングレイのオリジナルのプリアンプをMODしました。
プリアンプの基盤をたどって回路図におこしてみました。これ。手書きですが。
今回いじったのは、青で囲った部分。
1)入力のHPFのカットオフ周波数が高いので、Cの定数を8n2>>10n(ERO MKC1862)に交換。
2)EQの低域の特性をもうちょい下まで伸ばすために、68n>>100n(ERO MKT1826)に変更。
3)アウトプット付近の抵抗とケミコンを、定数はそのままで、それぞれDALEの金皮とOSコンに交換。DALEはクリアで太い中低域を、OSコンはボヤけない低域を狙ってます。
あと、Op-ampは、テキサス・インスツルメンツTL062だったのを外して、ソケット化し、手持ちのオペアンプをいろいろ試してみました。
BurBrown2604は、中高域の再現性は高いのだけど、低域が細い。
JRC5532は、案の定、上品な感じ。
TIのTL072が、ハマるかなと思ったんですが、意外に落ち着いた感じ。
結局JRCのTL072にしました。派手、かつ太い音色です。
yanmo氏はLF442にしたみたいですが、手持ちが無いので、入手したら試してみます。
MOD後の写真。左端の紫のケミコンがOSコン、その右隣の茶色いのがDALE、その後ろの緑の四角がMKC、あと、右端の赤い四角がMKTです。
あと、出力線はホットがGAVVIT撚り線、コールドがWEエナメル単線です。
なんというか、やっぱりオリジナルのEQ-Preampは、ちょっとローカットしすぎなきらいはありますが、ポイントを押さえてて使いやすいですね。
このプリアンプがスティングレイの「あの音」を作ってる部分も大きいと思います。
で、今回の改造は、そのオリジナルをリスペクトしつつ、低域の充実を計ったわけです。
なかなかいいですよ。EQの使い勝手もしっくりくるし。出音も太くなったし。
ひとまず満足。
<5/27 追記>
入力の10n>>22n、中域用8n2>>10nに変更。
もう一押ししてみました。
で、今後の展開ですが。
こんな感じです。乞うご期待。