GOB-1200 プリアンプ入れ替えの件
2006年 09月 10日
しかし、いくらヤフオクとはいえ楽器屋で出品してるんだから、もっと奇麗にしてから出品しろと言いたくなりますねえ。
ピックアップとキャビティの隙間とか埃とかヤニだらけだし、指板もフレットも汚いし。
ピックアップはアルコールで洗浄。
指板、フレットはスチールウールで磨いてレモンオイル。
コントロールのキャビティ内全体からCRC556の匂いがしたので、ここもアルコール洗浄。
たまに「キャビティ内全体に接点復活材をスプレーしろ」とか、トンデモないことを書いてる人がいますが、接点復活材(とか556)は、ポット、ジャック、スイッチだけにしといてください。お願いします。
で、プリアンプのノイズが多いのと燃費が悪いのとで、実用に耐えないようだったので、自分で作りました。
トランジスタで増幅した後、CR7個でできるフェンダー系の伝統的なトーンコントロール回路を通って、FETのバッファ回路を通って出力するディスクリートのプリアンプです。
例のごとく元ネタは土日本。これをもとに多少定数を弄ってます。
ところどころEROとかWIMAとかグレードの高いコンデンサを使ってます。
配線材はBELDEN8412を基本に、入出力はWEの撚り線になってます。
ちなみに、コントロール全体としては、マスターVOL、マスターTone、ピックアップセレクタ、プリアンプのON/BYPASSスイッチ、イコライザー(Tre,Mid,Bass)になってます。
プリアンプをバイパスしとけば、全く普通の1Vol、1Toneのパッシブのベースとしても使えるわけですね。
パッシブ部分の配線材はLOWELLのちょい太めの撚り線、アースは極太エナメル単線、キャパシタはコーネル版の黄文字BlackBeautyの.022です。
ちなみに、ピックアップはグレコオリジナルのハムバッカー。
ナットはこの時期のグレコの上位機種にたまに見られる「ハーフ・アンド・ハーフナット」です。
ビールじゃなくて。
なんと、ナットのヘッド側が牛骨(樹脂か?)、指板側がブラスになってるという、独創的というか奇天烈というか、なんともコメントしづらい仕様です。牛骨とブラスのミックスされた音がするかというと、かなり微妙。
そういえば、Edwardsからハーフ・アンド・ハーフ指板のギターが出てたなあ。
確か、低音弦側がローズウッド、低音弦側がメイプルの指板になってたような。
大学の新歓の時期、○ュージョン○ニアというサークルの人がそのベースを弾いてるのを見かけたことがあります。
閑話休題。
ペグがまた特殊で、この時期のグレコのオリジナルの8角形のポストにで、弦がヘッド裏まで貫通するタイプ。
といっても何のことだか分かりにくいと思うので、興味のある人はこちらをどうぞ。
というわけで、前回の写真とあんまり変わりませんが。
改造後の写真。こうして見るとツマミが換わってるだけだね。
しかし、生音から良く鳴るし、太いし良いです。
ただ、このベースやっぱり重いなあ。