新入りさん (PMB-800とGOB-1200)
2006年 08月 31日
ご存知グレコのプロジェクトシリーズ、76年製のPMB-800です。ポールマッカートニーモデルですね。
PMBは800と1000があるんですが、これはラミネートボディの800の方です。
ネックはきちんとスルーネックになってます。当時の言葉でいうと「一本通しネック」というやつ。
ペグには若干のサビがあるもの、全体の状態はかなり良いです。
写真では取り外してありますが、なくなってしまうことの多いピックアップカバーがついていた上、プロジェクトシリーズの黄色いシリコンバーチの袋の実物に至っては初めて見ましたよ。
ネックの具合は良いので、ひとまず電装系だけバラして組み直してみるつもりです。
それから、77年製(とプレートに書いてあるけどシリアルは78年になってる)のグレコオリジナルモデルGOB-1200。当時のグレコベースの中でも最上級モデルだったと思います。
メイプルとウォルナットの7プライの「スピードウェイネック」と名付けられたスルーネック構造です。
ボディはメイプルをセンでサンドイッチした上、ボディトップはレスポールのようなアーチドトップになってます。
コントロールはパッシブの1Vol、1Tone、セレクター、リアピックップのシリーズ/パラレル切り替えスイッチに加えて、3Bandアクティブイコライザーを内蔵、パラフレーズon/off(プリアンプの音色)スイッチもつくという豪華仕様です。
リアのみシリ/パラ切り替えって不思議ですが、僕の思うに、76年にMusicmanのスティングレイが発表されてるので、そのスティングレイ的な音も出せるように工夫したんじゃないかと思います。
ただ、プリアンプがちょっとノイズが多いような気がします。
当時の国産の内蔵プリアンプってイマイチなものが多い気がするので、これは要改造かなあ。
あと、やたら重いです。6kgぐらいありそう。
どっちも、いい音しそうです。まだきちんと手を入れてないのでアレですが。