テレキャス リペア その4
2006年 01月 28日
まず、ボディ。
だいたい塗装が剥けました。
こういうカッタウェイの部分とか、実に面倒です。
まあ、どうにかこうにか、塗装を落としました。
で、オイルフィニッシュ用のオイルを塗りたくります。
表。
裏。
ヒールカットしないつもりだったのですが、ヒール部分の塗装を削ってるうちに、ネックポケットの形がいびつになってきたので、ヒールカットをしてごまかしました。
この部分、デコボコが多いので、キレイに平面を出すのが難しいんですよね。
塗装は、明日、もう一回オイルを塗って、一週間ほど乾かしたら完成。
それから、ネックですね。
フレットのニッパーでカットした部分をヤスリで削って、ネック幅ピッタリにします。
これは、アルミ製のストレートエッジにサンドペーパーを巻いて削ってるところですね。
で、擦り合わせ。
指板調整が完璧で、フレットの打ち方も完璧なら必要ない作業ですが、どうしても誤差が出てくるので、ここで調整します。
ストレートエッジを当てて、様子を見ながらサンディングブロックで削っていきます。
で、フレットの高さが揃ったら、今度はフレットの頭を丸める専用のヤスリで削ります。
これは、細めのヴィンテージタイプ用のサイズですね。
さっき高さを揃えたフレットの頭を油性ペンで塗り、それを目印に図のように頂点だけ残して削ります。
頂点を残すのは、さっき揃えたフレットの高さを変えないためですね。
ちょっと分かりにくいけど、ヤスリを当てているとことろです。
まあ、擦り合わせして、そのままでも弾けなくはないんですが、頭を丸めた方がイントネーション的にも、弾き心地的にも良いようです。
それから、フレットのエッジの処理。
やらなくても良い作業ですが、これをしとくと、弾いたときにフレットの端が指に引っかかったりしません。
で、最後に#600のペーパーで全体を磨いて、あとはスチールウールで仕上げます。
本当は、#800、#1000、#1200と順にペーパーをかけていくと良いのでしょうが、面倒なのでそこは省略。仕上がり的にも、そんなに変わらないと思います。
まあ、そんな感じで今日はここまで。
あとは、ナットと電装系ですね。