テレキャス リペア その3
2006年 01月 27日
フェンダーUSAのヴィンテージタイプのフレットですね。
お茶の水のイシバシで購入。何故かフェンジャパよりUSAの方が安かったので、安い方を買いました。
右に見えるのはフレット打ち用ハンマー。といっても、ただの金槌にガムテープを貼っただけです。ガムテ無しでフレットを打つとフレットにキズがつくので。
硬質ゴムとかプラスチックでできたハンマーを使えば良いんでしょうが、そんな気の利いたものはありません。
あと、本来は治具(ジグ)を作って枕にしてフレット打つんでしょうが、面倒なので、あぐらをかいて、足の上に載せて打ちます。これならジグいらずで、ネックに傷もつかず、一石二鳥。
そうそう、フレット溝はあらかじめキレイにしておきます。ここに削りカス等がたまっているとフレット浮きの原因になります。
僕は、焼き鳥の竹串の先を削ったのを使って掃除しました。
楊枝よりも幅広で、強いので便利です。
で、打ちました。
指板のアールよりわずかにキツめに曲げたフレットを溝にあてがい、両端からだんだん真ん中にかけて打っていきます。
今回はボルトオンネックでバインディング無し、しかもフェンダーのフレットはわりと柔らかいので、フレット打ちはとても楽です。
もとから指板のアールに合わせて曲げてくれてあるで、さらに楽ちん。
だいたい10分もあれば21フレット全部打てます。
で、端をニッパーで切り取ります。
それが済んだら、擦り合わせとエッジの処理をするので、フレットを残して指板をマスキングしてしまいます。
ペグに削りカスが入ると具合悪そうなので、ヘッドもまるまる袋で覆います。
前後しますが、ストリングリテーナーがキツそうだったので、間にナットを挟んで高さをあげました。
カモメ型リテーナーは、弦があたる部分をヤスリで磨いて抵抗を少なくしておきます。
1、2弦のチューニングが多少は狂いにくくなるかな、と。
穴のすぐ脇にあるのが追加したナットですね。
というわけで、以降は削る作業になるので、また明日。
乞うご期待。