6922全段差動P-P QRPアンプ その2
2009年 04月 04日
実は、ヤフオクで妙に安く譲ってもらった6922がたくさんあるんですよねー。
今回は、出力段を独立定電流化し無調整で球の差し替えが出来るようになっています。
また、ヘッドホン端子もつけてみました。
穴の開いた中古シャーシを、ぺるけ式差動真空管プリアンプ風に目隠ししてあります。
内臓。
前回のアンプより、大きめのシャーシを使って、トランス類を中に納めて感電しない仕様としました。
また、今回もヒーターは交流点火ですが、電源トランスとOPTをギリギリまで離し且つコアを直交させています。
前回のアンプと同じトランスを使い、出力段の定電流回路以外はほとんど同じ回路構成であるにも関わらず、今回のアンプはヘッドホン出力でもハムはほとんど気にならないレベルに収まっています。
負帰還無しだと、ちょっと厳しいですが。
ちなみに、前回のアンプは負帰還かけた状態で、今回のアンプの無帰還状態と同じぐらいハムが出ています。
今回のアンプで実用上問題無いと思いますが、完全にハムを消すにはDC点火しないことにはダメだと思います。
あ、スピーカ出力なら、今回のアンプも前回のアンプもノイズは全く聞こえませんよ。念のため。
回路図。
出力:0.36W*2
利得:約4.5倍(負帰還約5dB)
DF:約2
ヘッドホンジャックは、クリフのスイッチ付きのフォーンジャックを使っているので、ヘッドホンを挿すと自動的にスピーカーが切り離されるようになってます。
便利なんですが、こうするとOPT>>ジャック>>スピーカ端子と、数十センチに渡って左右チャンネルでアースラインを共有せざるを得ないので、クロストークが気になるところです。
あと、ジャックのスイッチの接触抵抗が実測2Ω以上あるんですけど、これ大丈夫ですか?
※ジャック周辺の回路図に若干ウソがあります。左右逆だったり、スイッチが変だったり。
ちなみに、天板を取るとこんな感じ。
これはこれで格好良いような…?
ちなみに、このシャーシ、前世は12B4Aアンプでした。さらに、その前は6CW5アンプでした。