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真空管アンプ、ギター等のBLOG


by org19
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45 SEアンプ途中経過 およびシャーシ加工について

RCAの45の中古球がヤフオクで手頃な値段で手に入ったので、あこがれの直熱管アンプに初挑戦です。

たまには、製作途中の写真でも。

45 SEアンプ途中経過 およびシャーシ加工について_c0004062_2242870.jpg


45 SEアンプ途中経過 およびシャーシ加工について_c0004062_2244043.jpg


ぺるけ師匠の6B4G SEアンプの基本的な回路構成およびデザインを踏襲しています。
初段・ドライバ段は6FQ7(6CG7)で直結、出力段は定電流バイアスを予定。

OPTは東栄OPT-11S。10WクラスのOPTとしては一番安いんではないかと。

電源は春日無線に特注したもので、220V/200mA、6.3V/2A、2.5V/1.5A*2で、合計65VA、値上げ前だったので7000円ぐらいだったと思います。
ノグチのPMC-140HGでも良かったのですが、特注した方がかえって安かったので思い切って頼んでしまいました。
本当はB電源は200mA(DC126mA)もいらないのですが、トランスの発熱も考慮して少し大きめとしました。
特注トランスの45VAの上は65VAになってしまうのですが、45VAだとギリギリすぎてかなり発熱しそうです。
電圧増幅に5687でも使えるように6.3V/2Aとしましたが、出力管より大喰いな球を使うのも気が引けたのと、45は2A3系よりもグリッドリーク抵抗の制限が緩いので、もう少し内部抵抗の高い6CG7としました。手持ちの球なので、左右でNECと東芝とバラバラになっています。
12AU7も候補でしたが、最近よく使っているのと若干直線性が劣るのとで、今回は見送りです。

いつものボリュームおよび入力切替ミニスイッチがついていませんが、中のスペースがかつかつで、下手につけると他のバーツと干渉しそうだったので、後で穴開けすることにしました。

シャーシ塗装は、前回6BQ5 P-Pギターアンプでも使ったカラーアルミスプレーのゴールドカラーを使いました。今回は忘れずにクリアも吹きました。
シックな金色で、以外とオーディオアンプでもいけそうな色ですね。


実は、最初はいつものハンマートーンスプレーを吹いたのですが、スプレーが残り少なかったので、塗料を節約すべくいつもより近めの距離でスプレーしたら、案の定、垂れてしまい、あえなく没となりました…。

しかし、このハンマートーンスプレーは、格好良く仕上がるし、乾くと丈夫だし、下地がいい加減でもバレにくいし(たぶん#180のペーパーだけでいけます)、オススメです。
ちょっと高いかなと思いましたが、一缶でアンプ6台分塗装できたことを考えると、なかなかのコストパフォーマンスですよ。
今回は金色ですけど…。

ところで、僕はシャーシの丸穴開けには金工用の自在錐を使っているんですが、アンプ作りでこれを使っている人を見かけません。
穴のサイズが自由に調整できるし、仕上がりも奇麗だし、速くて楽だし、これが一番だと思うんですが。
ただ、ドリルだと危険ですので、ボール盤を使った方が良いですけどね。
うちのボール盤は、近所のホームセンターで7000円ぐらいの安物ですが、置く場所のある人は一台あると便利です。
by org19 | 2008-12-11 22:41 | オーディオ