真空管アンプ、ギター等のBLOG


by org19
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<   2008年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ややご無沙汰気味でした。

角形スパイラル3号機です。余計なものが写ってますが。
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1号機が12AQ5差動アンプといっしょに後輩のもとに旅立ったので、その後釜です。
箱は1号機と同じ角形スパイラル10cmフルレンジですが、ユニットをFostex FE-103EからTang Band W4-930SGに換えてみました。
ちなみに材料は、作業場に転がってた12mmのラワン合板とMDFをホームセンターに持って行ってカットしてもらいました。
近所のホームセンターは、会員だと20カットまで無料なんです。イヤな客でごめんなさい。
表面はラワン、中のスパイラルはMDFになってますが、深い意味はありません。有り合わせの材料で作ったからそうなっただけです。
塗装は前回同様、木工用ボンドで目止め、オイルステインで着色、油性ウレタンニスで上塗りしました。
ラワンでも、なかなかいい感じに仕上がります。

このTangBandのスピーカは、前回使ったFostexのFE-103Eと同じ10cmフルレンジのペーパーコーンですが、音の感触はだいぶ違います。
落ち着いたというか、しっとりしたというか。低音がよく出ます。
見た目も、FEシリーズより高級感があります。
前に使ったSA/F80AMGもTangBandのOEMでしょうか。
スピーカの造りがよく似ています。出音の傾向にも通じるものがあります。
ただ、この箱だと、ちょっと低音がモタつく感じを受ける人もいるかもしれません。バスレフ向けなのかな。
真空管アンプだと、6Ωなのもちょっと使いにくいよね。

FEシリーズの方が中高域がスコーンと抜けてくるので、個人的には好きです。
交換しようかな。
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by org19 | 2008-05-31 19:05 | オーディオ
12AX7+6BQ5というmT管の黄金の組み合わせのギターアンプはさんざん作ってきたわりに、ステレオは一台も作っていないことに気がついたわけです。
東栄のOPT-5Sもペアで持ってるし、ということでサクっと作ってみました。

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シャーシはさんざん発振に泣かされた14GW8プッシュプルを解体してリサイクルしました。
このボンネット付きのシャーシ、よく考えられていて使い勝手が良いです。
もうちょっと深さがあると、さらに使い易いんですが。

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出力管はサウンドハウスでPeaveyブランドで売ってるJJのEL84。
ペアで1500円切ってるんですけど、ちょっと安すぎませんか?
初段管は5150コンボについてたノーブランドのもの。Sovtek製でしょうか。

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内臓。あらぬところに角穴があいてます。

回路図。
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B電源は、6FM7で使ったのより一回り大きいトヨズミの絶縁トランスです。
思ったより電圧高めに出ました。
出力は1.5Wほど、出力管のプレート損失は6Wそこそこです。

SRPPは、今回はじめての試みです。
出力インピーダンスが15kΩ程度になるようです。
OPT-5Sが10kHzあたりからダラ下がりの特性なので、ドライバ段で高域特性をかせいでも大差ないかなと思ってたんですが、実際に音を出してみるとそうでもないようです。
14GW8が12AX7+6BQ5とほぼ同等の複合ユニットなので、聞き比べてみましたが、高域の奥行きというか雰囲気がやはり違います。

12AX7のヒーター〜カソード耐圧は180Vのところ、SRPPの上側球のカソード電位が153Vです。
定格内ですが、やはり100V以上かけたまま長時間使うと不具合が出ることが多いようなので、ヒーターバーアスをかけてみました。
ただ、ヒーター用の巻き線が12AX7も6BQ5(hk耐圧100V)も一緒なので、56Vと控えめにしてます。

また、同一トランスで動作条件もほぼ同じはずなのに、中低域の押し出しについても今回のアンプに分があるようです。
オーディオ用mT管の面目躍如といったところですか。

6BQ5=EL84って、コンパクトだし、その気になればPPで20Wぐらい出せるし、なんてったって安いし、お気に入りの球の1つです。

しかし、このアンプ、CDを繋げて聞くには感度が高すぎる気がします。
オシロもないので、あんまり多量の負帰還はかけたくないんですよね。
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by org19 | 2008-05-18 20:40 | オーディオ
去年11月に作った14GW8を、組み直ししてみました。
出力トランスは、東栄OPT-5Sの剥き出しタイプからケース入りに変更されてます。

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はじめから人にあげるつもりで作ってるので、いつもより丁寧にシャーシ加工してます。
アルミの天板もペーパー掛けして、コンパウンドで磨いたり、放熱穴もいつもより多めに開けたり。
サイズ的には、ティッシュ箱より一回り大きいぐらい。
今回のデザイン、自分ではなかなか気に入ってます。

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内臓。
出力トランスの使わないリード線をもっと短く切り詰めればスッキリするんですが、やっぱりそれはちょっと億劫です。
箱の底の右側が着色されてないのが間抜けですが、普段見えないところなので良しにしておきます。
電源ケーブルは直出し、スピーカ端子はバネ式のワンタッチタイプにしてあります。
オーディオマニアじゃなければ、多分この方が使いやすいでしょう。

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回路図。
もう10Vほど電源電圧を上げると出力段の動作が最適化されるぽいですが、ケミコンの耐圧ギリギリなので、これぐらいにしておきます。
回路的には、前回の6FM7と一緒です。
14GW8の五極部のプレート損失の定格は9Wですが、余裕をみて6W程度に抑えてあります。
出力は1.3Wぐらい。
やはり6FM7より広帯域で端正な音がします。

しかし、6GW8シリーズって、ヒーターが省エネで良いですね。
14GW8なら、14.5V*0.3A=4.35Wですから、シングルアンプなら総消費電力25Wぐらいで十分実用になるアンプになります。
EL34の場合、6.3V*1.5A=9.45Wなので、プッシュプルでステレオを作ったら、ヒーターだけで38Wですよ。
そう考えたら、14GW8アンプは地球に優しい真空管アンプといえるんじゃないかと。
…とはいえ、1時間も動かしていると、それなりに熱を持ちます。木箱に入ってるから放熱はあんまりよろしくないんでしょうね。


ところで、14GW8の規格表を見てると、五極部のカソードが内部シールドに内部で繋がっていて、それが三極部のグリッドを取り囲んでるんですね。
通常の回路ならカソードは交流的にアースされるから問題ないんでしょうが、差動アンプの場合、カソードが交流的に浮いてしまってるんですよね。
自分も含め、14GW8の差動アンプ作ってる人が、みんなして発振に悩まされてる原因ってこのへんにあるんでしょうか。
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by org19 | 2008-05-15 20:50 | オーディオ
DIY AUDIOの8cmフルレンジSA/F80AMGを使ったバックロード系スピーカ。
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元ネタは、またしてもここです。

このスピーカ、前から興味はあったんですよね。
8cmのくせに低域がよく出るという触れ込み。
秋葉原のコイズミ無線で買いました。ここでしか扱ってないのかな。
店頭でちょっと聞かせてもらったんですが、密閉型の小さい箱に入ってるのに驚く程よく鳴っていて感心しました。

以前作ったFOSTEXの10cmフルレンジ103Eを載せたスピーカと比較してみると、中高域の繊細さはFOSTEXの方が上ですが、低域の量感は今回のスピーカの圧勝です。
20cmフルレンジFE206Eと比べた場合、30~40Hz以下の超低域はFE206Eの方が下まで出てますが、8cmのフルレンジであることを考えれば、十分健闘していると思います。
ただ、能率は84dB/Wmと低めです。
小型のユニットで低域を稼ぐ為には仕方がないのでしょうが。

マグネシウムコーンのせいか、高域は若干ハデな感じもありますが、聞き苦しいことはなくむしろ元気が良くて好印象です。

一般的な小型フルレンジの魅力とされる中高域の奇麗さよりも、低域から高域までカバーするワイドレンジ感を狙ったんだと思います。
ややドンシャリになる傾向がありますが、総じてバランス良いスピーカだと思います。


今回、木工ボンドで目止め>>研磨>>オイルステインで着色>>油性のウレタン系塗料(床用ニス)で上塗り×3と、きちんと手順を踏んでやってみましたが、なかなか奇麗に仕上がりました。
ハケ塗りなので、どうしてもムラはできてしまうんですが、あまり気にならないレベルです。
ただ、穴開けの時のバリというか表面の捲れがちょっと残ってしまったのが残念です。
あと、ホームセンターでの板のカットは1~2mmの余裕をもってカットしてもらわないと、やっぱり誤差が出ますね。
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by org19 | 2008-05-02 21:14 | オーディオ
これまた秋葉原クラシックコンポーネンツで売ってた一本800円のシルバニア製6FM7のシングルアンプです。

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弁当箱シャーシも飽きてきたので、ブレッドボードで組んでみました。
板切れは、作業場に転がってた端材ですが、一応塗装してみました。
これはこれで雰囲気あって良いかもしれません。
真空管のソケットとか、入出力端子あたりの処理がちょっと面倒でしたが。

6FM7って、オーディオ用として人気のある6EM7と中身は同じのようですが、コンパクトロンということでやっぱり不人気です。
僕としては、つるんとした見た目が可愛らしいんと思うんですが。
ただ、ヘタするとソケットの方が高くついたりするので、そのへんは要注意です。

出力段は、LM317で定電流化してます。
このOUTとADJの間の電圧は、通常1.25Vになるのですが、何故か0.9V程度になってます。
故障かと思って交換してみましたが、症状は変わりません。
とりあえず定電流特性は得られているようなので、良しとしておきます。

6FM7の電力増幅部のプレート損失は10Wが定格のところ、170V*21mA=3.5W程度で使ってますが、それでも手で触れないぐらいに熱くなります。
この球で10W喰わせるのは、ちょっと酷なんじゃないでしょうか。
前に作った6EW7は、8W近く喰わせてて、シャーシまで熱くなるので、こっちももうちょっとプレート損失を抑えるべきと思います。

電源は、トヨズミの200:100V/20VAの絶縁トランスと6.3V/2Aのヒータートランス。
トヨデンの落ち武者のような店員さんに、絶縁トランスをひっくり返しては使えないと言われたんですが、とりあえずAC72mA(DC45mA)程の負荷で動かしてみたところ、240VタップでAC182Vしか出ません。ちなみに、無負荷でも、240VタップでAC200Vぐらい。
東栄の絶縁トランス(ZT-03ES)は、ひっくり返して使ってもほぼ表記通りの電圧出るのになあ。
巻き方が違うんでしょうか。

リプルフィルタは2SC3425を使ったトランジスタフィルタになってます。
容量大きめのケミコンを入れて、若干でもB電源の立ち上がりが遅くする魂胆。
ただ、思ったより電圧が低く出たので、リプルフィルタのマージンが足りず、若干リプルが残ってしまいました。
まあ、ほとんど気にならないレベルなので良しとしておきます。
ちなみに、この330uF/250Vのケミコンは、秋葉原のジャンク屋で10本で1080円だったものです。
かなりお買い得でした。

回路図
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負帰還抵抗はまだ決めてません。
トランスが2つあるので、本来はそれぞれヒューズを入れるべきですが、チョンボしてます。


6FM7の出力段側は、内部抵抗が1kΩ前後とかなり低めなので、無帰還でも案外ダンピング高めです。
前に作った14GW8+東栄OPT-5Sアンプも同じような構成で、似た感じの音です。
トランスの性能差なのか、球の特性なのか、14GW8の方が広帯域・低歪みのような感じを受けますが、6FM7も、これはこれでなかなか楽しげで良いです。
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by org19 | 2008-05-02 00:04 | オーディオ