6BM8 シングルステレオアンプ
2007年 09月 29日
前回ラジオから取り出した6BM8を使ってシングルアンプにしてみました。
左右で出力トランスが違うという気持ち悪い仕様。
このアンプでBGMを流してますが、左右のバランスに違和感はないです。
トランスが剥き出しなので、下手に触ると感電します。
内臓。
馬鹿デカいケミコンが目につきますが、バラしたPeavey5150コンボから取り出したものです。
回路図。
出力段がLM317で定電流化されてるとこが変わってます。
元ネタはご多分にもれずここです。
パワー段を定電流化することで左右の低域のクロストークを減らすという試みです。
初段のカソードの100オームのところは、後で負帰還をかけようと思ってます。
多分出力は2W前後。
ケタ違いに大きいケミコンのおかげか、ノイズは皆無に近いです。
流石に1000円するかどうかの小さい出力トランスなので、差動プッシュプルのような力強い中低域は出ないんですが、左右の定位は良いです。
シングルアンプらしいキラキラ感を狙ってベルデンの銀メッキ撚り線を使ってみたんですが、硬くて取り回しに苦労しました。
ハンダが馴染んだら違うかもしれませんが、ちょっと高性能が疲れる感じです。
しばらく様子を見ますが、気が向いたら交換するかもしれません。
実装密度が高いからだと思いますが、シャーシがかなり熱くなります。
もうちょっと放熱対策が必要かも。
定電流回路に高圧がかかるのを避けるため、電源とスタンバイと二つスイッチを付けてみました。オーディオアンプではちょっと珍しいよね。