フルチューブ プリアンプ
2007年 07月 14日
しばらく更新しない間にアキバに買い出しに行ってきました。
で、以前作った土日本の12AU7を使ったプリアンプをバラしまして、ソルダーノのプリアンプのコピーを組んでみました。
まず外観。
手書きでアレですが。
踏ん付けスイッチは、オン/バイパス、A/Bチャンネルき切り替え。
ツマミは、ゲインが共通で、Aのクランチチャンネルは1トーン、1ボリューム。Bのドライブチャンネルは3トーンとボリューム。
それから内臓。
手書きでアレですが、回路図です。
赤い線で結んであるスイッチは連動してます。
真空管は12AX7が2本。
電源トランスはトヨズミのステップダウントランスを逆さまにして使用。1300円ほど。
ヒーターは、以前作った12AU7のプリアンプから再利用。
抵抗は一本一円の1/4Wカーボン。
ケミコンは国産の廉価品。
カソードバイアスにかませるキャパシタはタンタルを入れてます。1uの手持ちがこれだけだったので。
カップリングコンデンサはラジオデパートの2階の桜屋電機で買った1個100円のマロリー。
ボリュームはアルファの大きい方。同じく桜屋で。エレハモとかでよく使われてますね。CTSとかコスモスより安いです。
電源のリップルフィルタのコンデンサと抵抗が不思議な数字になってますが、一度組み上げてみたものの、あまりにノイズが多くてリプル対策したためです。
110uのケミコンは、160V220uを直列に繋いでます。なんかもったいない感じですが、これしかなかったので。
最終的に、ギター側のボリュームを絞れば、フルゲインでもノイズはほとんど出ない程度になりました。
んと、出音ですが。
ドライブチャンネルはけっこう歪みます。
なんか最近のマーシャルぽい感じの音かなあ。ザクザクいいます。硬めな音ですね。
意外と、ハードロック〜メタルな感じ。あんまり古くさい感じの音ではないです。
レスポールが合います。
ただ、繋ぐアンプによっては、若干線が細い気がするので、若干2段目と3段目の間の470pF+1Mオームのハイパスフィルタとか、最後のトーンのところとか、ちょっと弄ってみようと思います。
クランチチャンネルは、2段増幅の後、トーン回路を通って出力されます。
この回路は、マーシャルのPA20ってアンプのコピー。
コーネルがレプリカを作ってたあのアンプです。
これ、マーシャルとしては珍しく、パワー段がカソードバイアスになってますね。
こっちのチャンネルは、なんだかストラトとか335が合います。
なんだか、もう一味足りない気がしますが。なんでしょう?
初段のカソードのコンデンサがタンタルだから細い感じがするのかなあ?
まあ、とはいえ、やっぱり真空管の歪みは気持ちよいです。
オペアンプ+ダイオードクリッピングじゃ、この音は出ないよ、やっぱり。